続報。「(株)近澤製紙所」は(高知県吾川郡いの町4003番地)に所在している企業です。
同社は紙おむつメーカーで、令和6年(2024年)4月26日に高知地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
申請時の負債総額は約33億円。
同社は老舗の紙おむつメーカー、自社ブランド品の製造卸および大手メーカーへのOEM供給により、2018年3月期には約41億円の売上高を計上していた。しかし、今般の新コロナ事態を受け、海外への輸出分が減少、それに加え、OEM先の大王製紙が自社生産に切り替えたこともあり、受注減少、折からの石油価格や電気代が上昇し、収益を大きく圧迫、同社は資金繰りに窮し、2023年9月自己破産を申請し、同月に破産手続きの開始決定を受けていた。
昨年12月破産の説明報告会が開催され、取引先から消滅させるより再建させた方がメリットが大きいとして再建を要請、破産管財人の松岡章雄も協力し、破産手続きを停止、その後、民事再生に向けた調査開始、再建させることを決定、今回の申請となった。