アイコン マイクロソフト 傘下の「Xbox」向けゲーム開発スタジオ多くを閉鎖へ 巣篭もり需要反動減

Posted:[ 2024年5月10日 ]

米マイクロソフトは、ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」向けゲーム開発スタジオの一部閉鎖に着手した。
市場低迷が見込まれるためで、企画や販売を行う「ゲームパブリッシャー」としてコスト削減策というスタジオ閉鎖に踏み切った。

マイクロソフトのゲームスタジオ部門代表のマット・ブーティー氏によると、
アーケイン・オースティンなど多くのスタジオが既に閉鎖手続きに入っている。
東京都内に拠点を置き「ハイファイラッシュ」を手がけた「タンゴ・ゲームワークス」やカナダの「アルファ・ドッグ」も今後の閉鎖対象。
従業員の一部は一時解雇(レイオフ)方針。

 



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影響を受けるスタジオは、2021年にマイクロソフトが75億ドルで買収したゼニマックス・メディア(ゲーム開発会社/本社:ロックスビル)とその子会社ベセスダ(ゲーム開発)の部門で、『The Elder Scrolls』、『Fallout』、『サイコブレイク』、『Doom』などの作品がある。

ブーティー氏によると、ゲームタイトルと経営資源に関する優先順位を決め直すことで、商品戦略や新規知的財産への投資を効率的にできるようにするのがリストラの狙い。
調査会社ニューズーのデータによると、新作スケジュールが以前より少ないためゲーム愛好者の利用時間は減少し、パソコンや家庭用ゲーム機の市場の成長は新コロナパンデミック(世界的大流行)前の水準を下回る水準にとどまると予想されている。
以上、

新コロナ下の巣篭もり需要という特需、2023年からのウィズコロナ策により、その反動は決定的となっている。ゲーマーが注目するようなゲームを開発しない限り、現在の流れは変わらないだろう。
MSは2023年9月、米ゲーム大手「アクティビジョン・ブリザード」を687億ドルで買収した。日本でも親しまれたアクションゲーム「クラッシュ・バンディクー」、戦場でのシューティングゲーム「コール・オブ・デューティー」などを開発している。
人気のシューティングゲームであろうとゲーム大手がいつまでも大手で存在することは難しいゲーム業界でもある。ただ、同社は3D空間ゲームの開発技術を有しており、今後の展開が見込まれている。
MSはSONYを絶対的なライバル会社と見て、XBoxの販売増はゲームソフトが決定すると見ているのだろう。ただ、MSはXBoxに依存せず、高機能化し続けるスマホに対応した新基軸のゲームアプリを提供する可能性も高い。

 


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