「マルシェゴーノメ」運営の（株）郷野目ストア（所在地：山形県新庄市桧町9-11、登記簿上所在地：山形県新庄市沖の町10-7、代表：郷野目弘美）は5月2日、山形地裁において破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は約２４億円。

資本金は5000万円、従業員が26名。

同社は、1911年に創業し、合資会社郷野目商店のスーパーマーケット運営事業を引き継ぐために1975年に法人改組へ。店舗は新庄市と真室川町にあり、「マルシェゴーノメ」の名前で運営。また、不動産賃貸も。2001年6月までには5店舗を展開し、年売上高は約62億8600万円。

しかし、2000年に大規模小売店舗法が廃止され、大手スーパーが進出するなどの影響で売り上げが減少。債務返済が進まず、借り入れが増え、2020年には前身の会社が破産手続きを開始。その後も業績は回復せず、2023年には売上高が約12億300万円に減少し、純損失は約1億5900万円に。資金調達力も限界に達し、事業の継続を断念することとなり、今回の措置となった。

破産管財人には、峯田典明弁護士（電話番号：023-626-5056）が選任されている。