令和6年5月8日分の破産・倒産情報破産・小口倒産一覧を掲載します。
高所での建設作業を行う「とび職人」が重要な役割を果たしていますが、その業界は現在危機に直面しています。2023年度にはとび工事業の倒産が過去10年間で最多の135件に達しました。これは前年度比で70.8%増加した数です。
このうち、売上不振が最も大きな問題であり、93件の倒産がその理由でした。さらに、人手不足や物価高騰も業界を圧迫しています。厚生労働省のデータによれば、とび職人を含む建設駆体工事従事者の有効求人倍率は9.39倍という高水準に達し、職人不足は深刻化しています。
2024年3月には建設業の倒産が180件に達し、11年ぶりの高水準となりました。これらの問題は時間外労働規制などの影響もあり、建設業界全体が対処すべき重要な課題となっています。