レオパレス21/3月決算 本業で再度軌道に乗りつつある
1、同社のメイン事業である賃貸事業は、入居率が期末89.29%と前期末より1.82%改善、期中平均は86.57%で前期比1.99%改善している。
管理戸数は554千戸(前期末より6千戸増)、直営店舗数188店舗、パートナーズ店舗141店舗。
売上高は前期比2.7%増の3993億16百万円、営業利益は31.9%増の205億32百万円と扱っている戸数が大きいだけに、入居率改善は大きな増益源となっている。
2、建築請負業は、レオパレスの建築に当たっているが、受注高は前期比7.7%増の873億95百万円、受注残高は30.7%増の581億36百万円と相続税増税における対策の資産活用メリットを享受している。問題の隣室同士のパタパタ音も「ノンサウンドシステム」を採用している。売上高は前期比▲2.9%減の613億12百万円、営業利益は人手不足・建築資材高騰により▲92.9%減の2億10百万円となっている。
3、シルバー事業の売上高は、前期比4.3%増の106億08百万円、営業損失は▲6億06百万円の赤字(前期▲6億10百万円の赤字)、今後とも介護施設の拡充を図るとしている。
4、ホテルリゾート関連事業は、グアムリゾートや国内ホテルが対象であるが、売上高は前期比18.2%増の89億51百万円、営業損失は▲12億89百万円の赤字、前期の▲11億19百万円の赤字から拡大した。
その他事業省略
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
12年3月期
|
494,436
|
4,585
|
2,349
|
1,588
|
13年3月期
|
454,222
|
7,413
|
11,091
|
13,335
|
14年3月期
|
471,089
|
13,673
|
11,574
|
15,229
|
15年3月期
|
483,188
|
14,763
|
13,424
|
14,507
|
15期/14期比
|
2.6%
|
8.0%
|
16.0%
|
-4.7%
|
16年3月期予想
|
525,000
|
19,500
|
18,000
|
16,000
|
16期予/15期比
|
8.7%
|
32.1%
|
34.1%
|
10.3%
|
2015年3月期
|
総資産
|
純資産
|
自己資本
|
自己資本率
|
308,274
|
126,473
|
126,455
|
41.0%
|
[ 2015年5月11日 ]
コメントをどうぞ