東芝決算発表できず 費用過少計上の不正経理で子会社へ調査拡大
東芝は8日、会計処理が適切でなかった疑いにより、社内で事実関係を調べていた問題で、一段の調査が必要になったことから、外部の有識者で構成する第三者委員会を設置すると発表した。結果によっては、2013年度以前の決算訂正に至る可能性が発生している。
これにより東芝は、2014年度の業績予想を取り消し、未定に変更した。これまで未定としていた期末配当についても無配に修正。14年度の決算発表は、東証が求める今月15日以内には間に合わず、6月以降になる見込み。
東芝は4月3日、2013年度の単体決算でインフラ事業の受注案件(工事進行基準案件)で費用が過少に見積もられていた可能性があったとして、社内に特別調査委員会を設置して、事実関係を調べていた。
この調査は1ヶ月をめどに結論を出す予定だったが、実際に一部の案件で費用が過少に見積もられた問題が判明した。
さらに、これまで調査の対象だった費用見積もりの問題以外にも、事実関係を調査する対象を広げる必要が出たという。
このため同社は、社内の特別調査委員会の枠組みを外部で構成する第三者委員会に移行し、会計処理の適切性や原因究明、再発防止の提言を委託する。メンバーは選定中で、決定すれば公表する。
当初、不適切会計の疑いは、東芝単体のインフラ案件の会計処理が発端だったが、調査対象がグループ全体に広がり、すでに東芝テックなどの連結子会社は決算発表を延期している。
連結/百万円
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12/3期
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13/3期
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14/3期
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15/3期予
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売上高
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6,100,262
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5,800,281
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6,502,543
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6,700,000
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営業利益
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206,649
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194,316
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290,764
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330,000
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経常利益
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152,405
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155,553
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180,938
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250,000
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当期利益
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73,705
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77,533
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50,826
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120,000
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総資産
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5,731,246
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6,106,732
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6,241,623
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未定に今回変更
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自己資本
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867,268
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1,034,456
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1,229,066
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資本金
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439,901
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439,901
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439,901
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有利子負債
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1,235,761
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1,471,576
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1,388,387
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自己資本率
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15.1%
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16.9%
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19.7%
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[ 2015年5月11日 ]
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