トランプはブラジルに対して好きなボルソナロ前大統領を無罪放免にしろと命令、ブラジルが内政干渉だとして相手にしなかったことから、50%関税爆弾を投下、その直後全体輸入の30%あまり690品目を一律関税の10%に引き下げた。その時の農産物は何を間違えたのか珈琲ではなくカルフォルニアで不作のオレンジジュースだった。米人が毎朝飲む珈琲、価格が上昇し続け、ブラジルは産地少雨、最近ではカリブ海のカテゴリー5のハリケーン襲来、生産量第2位のベトナムも台風25号が襲いさらに上昇。
この間、NY市長は物価にターゲットを絞り無名で戦い市長の座を射止めた。別途行われたNJ+VAの2州の知事選も民主党候補が物価に絞り込み勝利した。
トランプは少しだけ敗因を調べたのか、ブラジルと珈琲の関税低下で協議すると発表した。
トランプは超富裕層であり、米人のほとんどがブラジル珈琲を飲んでいることさえ知らなかったようだ。
ブラジルはダントツの世界一の珈琲生産国、米国は輸入量の1/3をブラジルに依存している。インスタント珈琲用は主にベトナムやインドネシア・ジャワの珈琲が使用されることから、米国人が珈琲豆から飲む珈琲では半分以上になる。
米国で数少ない貿易黒字国であるブラジルに対して50%の関税爆弾を投下する神経、共和党保守が牛耳る最高裁でトランプによる法の拡大解釈による、また感情丸出しの関税爆弾を認めれば、いよいよアメリカ合衆国はトランプ独裁国になる。すでにトランプ支持の超保守陣営により、3期目も連続していないため可能だと、また、行政権のすべては大統領にあると主張する輩まで台頭してきている。
そうした輩がトランプの取り巻きであり、無人島に相互関税を課すレベルの輩のトランプ政権でもある。
米国はベトナムとも関税交渉に入るとしている。ベトナムは米国と先に妥結したものの後で決まった東南アジア諸国とは1%高い20%に設定されている。
米国としてもベトナムに珈琲の輸出を増加してくれと頼むのであろう。米国は特定品目につき、現行20%を無関税にするという。当然、ベトナム珈琲が対象になることだろう。(ベトナム珈琲はフランスの植民地時代に珈琲のプランテーションが開発された歴史に基づく産物)
ブラジルはドルに対してレアル高に為替が動いており、珈琲豆は米国に対して売りたくない事情も生じている。
もう一つの自爆は牛肉価格、プレーリーの穀倉地帯がロッキー山脈の地下水を吸い上げ過ぎて砂漠化が進み、干草などが取れず高騰、採算性も悪化し、牛牧場が大幅減少、連れて飼育数も大幅に減少し続けている。
そうした牛肉の需給バランスがブラジルなどへの関税爆弾投下で輸入価格も上昇、連れて国際牛価格も上昇、消費者が悲鳴を上げる中、トランプが取った行動は、官僚や流通業者が結託して不正して価格を意図的に釣り上げているとし、司法省に対して徹底的に調べるように命じている。
スクロール→
|
2023年 珈琲豆輸入量
|
|
国連食糧農業機関版
|
|
|
万トン
|
|
米国
|
127
|
|
ドイツ
|
98
|
|
イタリア
|
64
|
|
日本
|
35
|
|
スペイン
|
30
|
|
ベルギー
|
29
|
|
フランス
|
22
|
|
★米国はブラジルから全輸入量の1/3を輸入している
|
|
2023年 珈琲豆輸出量
|
|
|
万トン
|
|
ブラジル
|
211
|
|
ベトナム
|
124
|
|
コロンビア
|
58
|
|
ウガンダ
|
37
|
|
ホンジュラカ
|
33
|
|
ドイツ
|
30
|
|
インドネシア
|
27
|
|
↑※再輸出含む
|
|
珈琲豆生産国
|
|
|
万トン
|
|
ブラジル
|
340
|
|
ベトナム
|
195
|
|
インドネシア
|
76
|
|
コロンビア
|
68
|
|
エチオピア
|
56
|
|
ホンジュラス
|
38
|
|
ウガンダ
|
38
|
|
★珈琲は大きく2種に大別され、ブラジル産アラビカ種は珈琲用、ベトナム産はロブスタ種でインスタント珈琲用が主となっている。
|
2024年ブラジルは米国へ35万トンの牛肉を輸出、2025年のトランプ50%関税爆弾で9月の対米輸出は前年比41%減(価格ベース/1億ドル)となっている。
スクロール→
|
2023年 牛肉 / 国連FAO
|
|
生産量ランキング 千トン
|
|
2023年
|
国名
|
生産量
|
割合
|
|
1
|
アメリカ
|
12,286
|
17.7%
|
|
2
|
ブラジル
|
11,160
|
16.1%
|
|
3
|
中国
|
6,774
|
9.8%
|
|
4
|
アルゼンチン
|
3,267
|
4.7%
|
|
5
|
豪州
|
2,236
|
3.2%
|
|
総計
|
|
69,462
|
100.0%
|
|
輸出ランキング
|
|
1
|
ブラジル
|
2,006
|
20.2%
|
|
2
|
豪州
|
1,179
|
11.9%
|
|
3
|
アメリカ
|
973
|
9.8%
|
|
4
|
アルゼンチン
|
681
|
6.9%
|
|
5
|
NZ
|
513
|
5.2%
|
|
総計
|
|
9,926
|
100.0%
|
|
輸入ランキング
|
|
1
|
中国
|
2,737
|
26.9%
|
|
2
|
アメリカ
|
1,198
|
11.8%
|
|
3
|
日本
|
504
|
5.0%
|
|
4
|
韓国
|
465
|
4.6%
|
|
5
|
オランダ
|
363
|
3.6%
|
|
総計
|
|
10,163
|
100.0%
|
米国の牛飼養頭数は2019年がピーク、3年後の2022年に牛肉生産量が最大化、しかし、その後、飼養頭数が減り続けており、新コロナ後の需要増に付いていけなくなっている。国産牛の流通量は2022年をピークに減少している中で、ブラジル産に50%のトランプ関税爆弾を落しており、米国の牛肉価格が高騰する一因にもなっている。牛肉価格の高騰のすべての責任はトランプ自身にある。 トランプはお友達のアルゼンチン大統領の国から安価な牛肉を大量輸入する意向であるが、ブラジルとも関税率下げで協議しており、米畜産業界は値崩れを起こす危険性があり、ますます畜産農家は減少し、飼養頭数も減少すると警告している。
スクロール→
|
米国の牛飼養数と牛肉輸出入/UADA版
|
|
|
飼養頭数
|
牛肉生産量
|
輸出量
|
A-B
|
輸入量
|
C+D
|
|
年
|
万頭
|
万トンA
|
万トンB
|
万トンC
|
万トンD
|
万トン
|
|
2018
|
9,410
|
1,180
|
143
|
1,037
|
137
|
1,174
|
|
2019
|
9,450
|
1,220
|
138
|
1,082
|
139
|
1,221
|
|
2020
|
9,380
|
1,230
|
135
|
1,095
|
155
|
1,250
|
|
2021
|
9,379
|
1,230
|
157
|
1,073
|
155
|
1,228
|
|
2022
|
9,207
|
1,270
|
160
|
1,110
|
156
|
1,266
|
|
2023
|
8,884
|
1,220
|
138
|
1,082
|
164
|
1,246
|
|
2024
|
8,715
|
1,220
|
136
|
1,084
|
210
|
1,294
|
米インフレおよび露制裁時に穀物食品相場は食糧安保により価格上昇、その後は天候不順による不作で上昇、 牛肉は、牧場用地の砂漠化、肥料・飼料価格上昇、畜産農家減少、結果、飼養牛減少、国内牛肉生産量減少、ブラジルに対するトランプの50%関税爆弾でブラジル産牛肉輸入減少(豪州・NZ産牛の次にブラジル産牛の輸入量)、結果、需給バランスが崩れ高騰、米の低所得者層は、牛肉は高く、鶏肉購入に移行している。その鶏肉も昨年は鳥インフレで高騰していた。牛は食べるまで3年サイクル。 フィーダー牛は素牛だが若牛、ライブ牛(年齢に関係なし処理前牛)より価格は高い。 US$/Lbsは1ポンドのドル価格。
スクロール→
|
先物相場/シカゴ
|
|
|
珈琲
|
フィーダー牛
|
|
月末
|
$/Lbs
|
$/Lbs
|
|
19/12.
|
126
|
143
|
|
20/12.
|
128
|
138
|
|
21/12.
|
226
|
166
|
|
22/12.
|
167
|
183
|
|
23/6.
|
165
|
247
|
|
23/12.
|
188
|
223
|
|
24/6.
|
227
|
259
|
|
24/12.
|
319
|
264
|
|
25/3.
|
378
|
286
|
|
25/6.
|
303
|
310
|
|
25/9.
|
374
|
361
|
|
25/11/11.
|
417
|
338
|
本官はトランプでござる
